Fラン大学の実態 教育の本質を考える

あおいです。
1月も中旬です。今週末は大学共通入学テストですね。
受験をする皆さんに、持っている力を十分に発揮してほしいです。

大学受験といえば、少子化による定員割れが問題になっています。
近年、多くの大学が、定員割れを解消・防止するために、年内に入学予定者を確保できる総合型選抜や学校推薦型選抜を重視するようになっています。
少子化の影響を受ける大学受験。
定員割れなどにより、偏差値が算出できない大学、「Fラン大学」が増加傾向にあります。
「偏差値が算出できない」=「偏差値が低い」かと思いきや、そうではない。
意外にわかっていない「Fラン大学」の実態があります。

Fラン大学の実態とは

Fラン大学の実態についての「ダイアモンドオンライン」の記事を読んで、教育の目的について考えさせられました。
まずは、「ダイヤモンドオンライン」のインタビュー記事からFラン大学の実態について、ご紹介します。

Fラン大とは定員割れなどにより偏差値が算出できない、いわゆるボーダーフリー(BF)の大学のことを指します。
シンプルに偏差値が低い大学すべてを指すわけではありません。
そのうえで、僕らも何回かFラン大と呼ばれる大学の学生に取材などを行いましたが、後悔している学生も少なくありませんでした。
その理由は明確で、授業のレベルが低いからです。
僕らも驚きましたが、英語の授業では一般動詞とbeとの違いからはじまったり、
教養の授業では分数の計算からはじまったという声がいくつもありました。
当たり前ですが、これらは中学校レベルの内容であり、高い学費を払ってまで大学で学ぶことではありません。
世の中の多くの方は、「なんだかんだ言っても大学だから、それなりの授業は存在する」と考えているかと思いますが、スタートは中学校レベルなんてことはザラです。

「家庭の事情などがある場合は別ですが、「なんとなく大学には行っておきたいから」みたいな理由でFラン大に進学したところで、得られるものは本当にあるのでしょうか。」


(ダイヤモンドオンライン 2026年1月8日記事より引用)

う~ん、中学レベルからの授業だったら、大学行かなくてもね…って思いますよね。
インタビューを受けているのは『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』の著者ピーヤマさん。
(教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当)
ピーヤマさん、Fラン大学のマイナス面についても語っています。

意外と受験生が見落としがちなのが、「Fラン大」というのは学歴としては大卒なのに、マイナスに作用しかねないという点です。
今の時代であっても、大卒というのはそれなりに意味を持ちます。名前の知られている大学であれば、ある程度評価されるのも事実です。
そんななか、Fラン大というのは、「勉強をサボった」というレッテルを貼られかねません。
皆さんもなんとなく感じていることかもしれませんが、「このレベルの大学にどうしてわざわざわ進学したのか」という理由がよほど明確でない限り、
「勉強はしないけど、なんとなく進学した人」と見られかねないのです。
これは思っているよりもキャリアの足を引っ張ります。
もちろん、人生は学歴だけで決まるものではないですが、わざわざ不利な状況に自分を追い込まなくていいのも事実です。
(ダイヤモンドオンライン 2026年1月8日記事より引用)

なるほど。Fラン大学=「勉強をさぼった人」と見られてしまう。
企業の人事からみれば、積極的な意欲がない人は、採用したくないですよね。
そもそも、「なんとなく大学に行きたい」というところから改善したほうがいいのでは?
「やりたいことがあるから大学に行く」
「将来の目標実現のために学校に行く」
という意思がほしいですね。
それで選んだ学校なら人の評価は関係なく、自分に誇りが持てます。

生きる意味 根源的な問いを教育の中心に置く

18歳~22歳ぐらいまでの貴重な期間を、人生の目的について考えずに、なんとなく楽な道を行ってしまうことは
人生全体を見ると大きな損失になることを、きっと年齢を重ねるごとに実感するはずです。
もちろんそれは、子供たちだけに問題があるのではなく、教育する側にも問題があります。
「何のために勉強をするのか?」を考える動機付けをできていないことが問題なのではないでしょうか?
今までの学校教育の在り方に疑問をもち、新たな学校づくりを始めている人たちがいます。

一昨年、「新しい大学を創る」という講座にいきました。
そこで紹介されたのが「熊野立初(たてぞめ)大学(仮称)」です。
まだ、構想段階ですが、「人間とは何か」という根源的な問いを教育の中心に置いています。
根源的な問いを中心においた試みが素晴らしいと思いました。
実現に向けて着々と前進されているので、ぜひ実現してほしく応援しています。

そして、もう一つの学校があります。
こちらの学校はすでに、「人間とは何か」という根源的な問いを教育の中心に置き、授業を行っています。
鯉淵学園栄養専門学校です。
昨年、会社を辞めて農業をやりたいというお友達と一緒に学園祭の見学に行ってきました。
学園祭では、学生、職員の方からもお話を聴けました。様々な世代の方が学べ、卒業後も自立できるように様々なサポートを考えてくれていることがわかりました。
また、「歴史教育」「人格教育の重視」が教育理念の中に掲げられています。
農業や食に関する知識や技術を教えるだけでなく、人格を育む教育を行う。
他校では見られない教育内容が特徴です。

昨年の「米がない」騒ぎで、農業の重要性を日本中が認識しました。
ところが農業従事者の高齢化が進み、日本の農業は益々衰退の危機です。
日本の食料自給率はカロリーベースで38%(2022年度)
もし、世界で戦争が起こり物流が止まれば、「国民の6割が餓死する」との予測もあります。
農業に取り組むことが日本を救うことになると言っても過言ではありません。
こちらの学校は創立80年と伝統もありながら、オンライン授業もあり全世代に向けて学びの環境が開かれています。
農業に関心を持った方はぜひ、見学に行ってみてください。

「動機」づけが大事

近年、SNSの普及で従来のマスメディアではわからない情報が手に入るようになりました。
隠されてきた悪行も暴露されるようになってきました。
自分で必要な知識、情報がだれでも入手できる時代です

SNSの普及とともに、誰もが、生きる目的を真剣に考えたくなる状況に追い込まれてきているのではないでしょうか?
日頃から何かをやる時に人に流されるのではなく、自分で「目的」「動機」を考える思考を身につけておく。
未来を担う子供たちにも、「目的」「動機」を考える教育をする。
これが大事かな?と思います。

身近な人と「人間とは何か?」「何のために生まれてきたのか?」「何のために勉強するのか?」というテーマを急に話すのは気恥ずかしいこともあります。
でも、とっても大事な問いなので、話したい人多いと思います。
私たちが開催してる「人間学カフェ」では、その問いを思いっきりはなすことができます。
「私の存在目的」について話したい方、ぜひお越しください。
今月は1月17日(土)10:15~12:00の開催になります。
申し込みの締め切りは1月16日(金)昼の12:00です。
毎月開催しますので、参加ご希望の方はご連絡ください。
次の予定が決まりましたら、ご連絡いたします。

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