おはようございます。
お盆を過ぎても猛暑が続いています。そろそろ疲れが出てくる頃ですね。
先日、造り酒屋の麹甘酒をお土産にいただきました。
優しい甘さで、美味しいです。甘酒と言えば「飲む点滴」といわれるほど栄養が豊富。
甘酒には製法が違う「麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類があるのをご存知でしょうか?
「麹甘酒」はお米と麹とお水でつくります。蒸したお米と米麹、水を攪拌して発酵させれば一晩で完成します。
炊飯器を使った作り方が紹介されていますね。
発酵の過程で、米麹のもつ酵素が米のデンプンをブドウ糖や麦芽糖などに分解します。これを「糖化」と言い、この作用により、砂糖を使わずとも自然な甘さが引き出されます。アルコール分を含まないので、お酒が苦手な人や子どもでも美味しくいただけます。
「酒粕甘酒」は「酒粕」が主原料になります。酒粕は、日本酒の製造過程で生産される「もろみ」を圧搾した際に出る固形物です。これをお湯で煮溶かして、砂糖で甘さを調整して出来上がりです。加熱はしますが酒粕のアルコールが微量ながら残っています。
また、この二つ成分も違います。
麹甘酒にはオリゴ糖やブドウ糖が含まれていて、身体を動かすためのエネルギー源になります。
酒粕甘酒にはレジスタントプロテインというたんぱく質含まれています。コレステロールの摂取を抑え、ダイエット効果が期待できるそうです。
こんな優れものの「甘酒」は、なんと古墳時代からあったと言われています。
奈良時代に編纂された『日本書紀』には、288年頃、古代の先住民が応神天皇に「醴酒」(こさけ)を捧げたとの記述があります。醴酒とは米や麹などでつくったお酒で、麹甘酒のルーツと言われています。
また、同じく『日本書紀』に記述されている「天甜酒」(あまのたむざけ)も甘酒の原型とされています。
天甜酒は、日本神話に登場する女神「木花咲耶姫」(コノハナサクヤヒメ)が子を成したことを祝って醸したお酒です。
室町時代になると甘酒の行商も現れるようになり、江戸時代には庶民の間に麹甘酒が広まりました。
江戸の庶民には「甘酒」は通年飲まれていて、特に夏場の必需品で、夏バテ予防や疲労回復のための栄養ドリンクとして重宝されたそうです。
「甘酒」、俳句の夏の季語なんです。
小林一茶の句をご紹介します。
一夜酒 隣の子迄来たりけり
一夜酒は甘酒のこと。甘酒を飲ませようと 外で遊んでいる子どもを呼んだ様子が描かれています。
甘酒も発酵食品ですね。「発酵」という過程での成分の変化が素晴らしいですね。
ちょっと、人間の理想的な成長を象徴しているようにも思えます。
古代から親しまれてきた、「甘酒」パワーで疲れた体を癒して、猛暑を乗り切りましょう!
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